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幻影異聞録#FE

幻影異聞録#FE 紹介映像
ゲームジャンル:RPG
任天堂×ATLUSという、まさかのコラボレーション!
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
ファイアーエムブレム 覚醒
任天堂の二つの有名タイトルを軸に
女神転生シリーズやペルソナシリーズ
世界樹の迷宮シリーズにキャサリンなど
高難易度ゲームで御馴染みのアトラスが製作を手がけるという
とんでもない合作ゲーム!
発売前は
「ファイアーエムブレム要素があんまり無くない?」
「これペルソナじゃない?」
なんて思っていたりもした筆者ですが
蓋を開けば、杞憂な考えでありました。
実にファイアーエムブレムへの愛に溢れ
爽快感にも溢れる、素晴らしいゲーム!
これら、詳しい紹介も勿論致しますので
詳細は後回し後回し。
ここで語るのは勿体無いですね。
面白おかしい人しかいない芸能界をまたにかけ
クロムたちと渋谷を救う!(局地的)
アトラスと言えば、大概が世界滅亡やら
救済の無い、辛く苦しく暗い世界観という印象ですが
その辺が苦手な人でも全く問題が無いくらいに
明るい雰囲気のゲームです。
アトラス臭全開が好きだという人には
世界観でなく、戦闘システムが両手を広げてお迎え致します。
任天堂×アトラスはつまり
カジュアル×高難易度ゲームだったんだよ!(錯乱気味
詳細な紹介文は長いので、総括項目において
どんなプレイヤーにオススメ出来るか書いておきます。
長い文章が嫌な方に推奨です。
~目次~
・良い点、悪い点
・快適さと爽快さと高難易度が見事に融合
・理不尽ではなく、高難易度
・キャラクター性を掘り下げるためのサブクエストが豊富
・ギミック満載なダンジョン
・ファイアーエムブレムへの愛情
・MAPが非常に見辛い
・ロードが頻繁
・必要素材の確認が手間
・C3Poのコーナー
・総括
*良い点、悪い点
アンカー 1
*良い点
・快適さと爽快さと高難易度が見事に融合
・理不尽ではなく、高難易度
・キャラクター性を掘り下げるためのサブクエストが豊富
・ギミック満載なダンジョン
・ファイアーエムブレムへの愛情
*悪い点
・MAPが非常に見辛い
・ロードが頻繁
・必要素材の確認が手間
*良い点
アンカー 2
・快適さと爽快さと高難易度が見事に融合
ただ高難易度な戦闘バランスなだけ
ただ戦闘テンポが快適なだけ
というようなRPGは枚挙すれば
キリがないくらいに存在しておりますが
高難易度戦闘に快適さが付随し
おまけに爽快感まで味わえるというRPGは
中々存在しないと思われます。
その三点を成り立たせるには
相当ピーキーな綱渡りをしなければならず
そして、それを見事にやり遂げたのは
今までもずっと高難易度で面白いゲームを作り続けてきた
アトラスさんだからこそでしょうか。
敵の弱点を突くことによって
攻撃を連鎖させ、一方的に相手を叩きのめす!
システム的にはメガテン3のプレスターンシステムを
ペルソナとは違う方向性で進化させたような
感じになっております。

まずコマンドを選択
その攻撃が敵の弱点の場合「!」マークが出て分 かりやすい
ズドンと攻撃! 弱点で大ダメージ! でもこれだけではなく……
味方が続けて追い打ち! 追撃の連携数は左上で確認できる
このように、的確にメンバーに攻撃指示をすることで
相手に何もさせずに完封勝利することが出来ます。
ただ、条件は相手も全く同じ。
相手がこちらの弱点を突いてきた時は
相手もがっつり連携を決めてきます。
敵に連携されて生き残れるかどうかは
もう完全に運でしょう。
連携させてしまった自分が悪いのです。
相手に連携させず
いかにして自らは連携していくか。
このロジックを考えるのが、とても楽しく
また、ばっちりと符合した時はとても爽快なのです。
更に、このシステムのおかげで
戦闘は高速化。
スピーディな快適さ。
しっかりロジックを考えないと
一瞬で全滅させられてしまう高難易度。
そして連携によって圧倒する爽快感。
全てが揃っているのが幻影#FEなのです。



・理不尽ではなく、高難易度
敵側が一方的に有利な調整を与え
無理やりプレイヤー側に無理難題を押し付ける。
これをして高難易度ゲームなどと
謳っているゲームも、やはり星の数ほど見かけます。
正直、筆者としてはそういったゲームは
高難易度ゲームではなく
「理不尽ゲーム」だと思っています。
理不尽は高難易度ではありませんよね。
対等な立ち位置であって、その平等性の中で
プレイヤーが苦戦するような調整こそが
高難易度ゲームであって、素晴らしいバランスなのだと
私は思っています。
そういう理不尽がお好みの方もいらっしゃるでしょうから
そのジャンルそのものが悪いとは言いませんけれども。
では、#FEはどうでしょう。
本作品は敵も味方も全く同じ土俵の上で
同じ条件で戦います。
ボス敵の状態異常の耐性に関しても
全て塞がれているわけではなく
きちんとプレイヤー側と同じように
耐性があり、弱点があるようになっています。
条件は間違いなく対等なわけです。
なので、大概敗北する場合は
プレイヤー側に見落としがあったり
油断があったりする場合が殆どなんですね。
全ての事前準備を完璧に揃えて
初めて対等であるわけでもありません。
その場合はきちんとプレイヤー側が有利になります。
それでも、やはり上記の理由で敗北する
というのは起こるのですが。
つまり何が言いたいのかと言えば
「本作品は決して理不尽ではなく
上等な高難易度ゲームである」
ということです。
テンポが速いゲームというのは先に解説した通りですが
それは負ける時も全く同じであって
壊滅する時は即壊滅します。
それでも、その壊滅をヒントに再戦が
すぐに出来るようになっており
トライ&エラーも、とても素早く行えます。
この巡りの良さによって
ゲームオーバーになっても
気持ちが萎えにくいというのはありますね。
こういうユーザー目線の調整も
やはりアトラスだから出来る芸当の一つでしょう。
アンカー 3
・キャラクター性を掘り下げるためのサブクエストが豊富
本作品は、全てのサブクエストに
必ずサブストーリーが付いてきます。
それも、よくあるちょっとした会話程度の内容ではなく
それ単体で短編となる程度には
ガッツリとお話があるんですね。
それぞれ、メインとなるキャラクターの
乗り越えなければいけない壁の話だったり
日常生活の延長線にあるコメディだったり
あるいは、とてもシリアスな内容だったり
多種多様な物語が描かれます。
また、キャラクターの内面の成長だけでなく
きちんとシステム的な意味での成長にも繋がるので
読んでお得、遊んでお得な内容になっています。
読むだけじゃなく、ゲームをきちんとプレイした上で
楽しい話が盛り沢山なのです。
偏りのない、丁寧な作りだと思われます。
アンカー 4
・ギミック満載なダンジョン
RPGでダンジョンといえば
広いフィールドをひたすら雑魚と戦いながら
イベントを重ねてボスへと向かっていく
という印象が強いですが
本作品では、そこもちょっと捻ってあります。
全てのダンジョンでは
必ず、全て違った種類のギミックが用意されているのです。
任天堂のゲームで例えるならば
「ゼルダの伝説」でしょうか。
ゼルダも、ダンジョンごとに違うギミック
違う謎解きが必ず仕掛けられていて
プレイヤーの頭を悩ませたものです。
#FEでも、同じように様々なギミックが
プレイヤーを待ち受けており
色々と頭を使うことになるでしょう。
また、それらのギミックの後には
必ず中間ポイント的なワープが設置されており
「またここまで来るのに仕掛けをやらないといけないのか」
というような状況にはなりにくい仕様となっております。
ギミックにかかる時間も丁度いい塩梅になっており
謎解きを楽しみながらRPGを楽しむ
というのが、きちんと完成されているんですね。
ダンジョンの見た目はペルソナ3を彷彿とさせるのが多い印象

アンカー 5
・ファイアーエムブレムへの愛情
プレイした人たちの印象に残るような部分は勿論
とてつもなく細かい部分でFEのパロディが仕込まれていたり
愛ゆえの遊びが作品の中に
これでもかと放り込まれています。
序盤から中盤にかけてこそ
「これFEって冠する必要あったのかな?」
と疑問を抱くことがありますが
中盤過ぎ辺りからは、そんな懸念ごと
吹っ飛ばされます。
ストーリーは勿論のこと
街中でのNPCとの些細な会話
サブクエストの内容、などなど
本当に突然、投げ込まれる
様々なFE要素にFEプレイヤーも驚くでしょう。
また、それらはFEを知っていなくても問題はなく
知っていると驚く程度に留められている所もグッド。
FEを知らない人も、お話を楽しめますし
知っている人は「それか!」というような
別の楽しみ方も出来るのですね。
アンカー 6
*悪い点
アンカー 7
・MAPが非常に見辛い
ダンジョンMAPは従来のRPGによく見られたような
画面の上隅に映るというような手法ではなく
ゲームパッドの画面に映るようになっています。
これによって、テレビ画面の方は
空いたスペースを更に作れたのですが
何分MAPの仕様そのものが
分かりにくい作りになっています。
そのため、複雑に入り組んだダンジョンでは
本当に驚くほど簡単に迷子になります。
階層ごとの繋がりが分かりにくく
頻繁に手元のMAPと現在位置を比較することになるのですが
今どこにいるのかすら、判断に困ってしまったり。
特に、上下階層での移動が激しいダンジョンでは
MAPの見辛さの弊害が顕著に出てきます。
今どこにいて、どうやってそこに来たのか
というのが分からなくなるのです。
また、ゲームパッド画面にMAPを映す
ということは、どうやってもダンジョンを走りながら
MAPを確認するのが困難になります。
従来の画面の隅にMAP方式ならば
走りながらでも目端で位置を確認しながら走れましたが
本作では絶対にテレビ画面から目を離す事になるんですね。
そして余所見からのエンカウント事故。
先制攻撃を相手に取られて苦戦。
そんな流れが普段の日常会話の数より起こります。
メニュー画面を開くことによって
エンカウント事故は防ぐことも可能なのですが
後述する理由によって
それはそれでテンポを損ねてしまうのが考えどころ。
MAPの仕様に関しては
今までのように画面隅の方式も
選べたら良かったかなー、とは思いました。
・ロードが頻繁
個人的に一番気になった部分です。
とにかくロードを挟むのが凄い多いんですよね。
MAPの移動は勿論、扉に入るごとにロード。
戦闘に入ればロード。
メニューを開くだけでロード。
昨今のゲームでは珍しいくらいに
かなり頻繁にロードが間に挟まります。
一回一回のロード時間は短いのですが
大体どんな行動をしても
間にロードが入ってしまうので
塵も積もればなんとやら。
ストレスだって塵のように積もります。
特にメニュー画面を開くのに
ロードが挟まるのが一番辛かったですね。
高難易度戦闘である以上
回復のためにもメニューは
頻繁に開くことになりますし。
その度にロードが入ってしまうというのは
結構イライラしてしまう所ではありました。
ロードがダメ、というのではなく
ちょっと回数が多すぎる、というやつですね。
アンカー 8
・必要素材の確認が手間
本作は全ての武器を合成で作ることになります。
で、まあ、作るということは
その為の素材が必要になるということです。
素材の入手率はとても高いゲームなのですが
作りたい武器の素材を確認する方法が
限定的過ぎるのが気になりました。
先にも書きましたが
本作はとてつもなくロードを挟むゲームです。
ですが、メニュー画面には
武器の素材の逆引き項目はありません。
「アナライズ」という項目はありますが
文字通り敵の情報が載っているだけです。
では、素材の確認はどうするのか?
それは、主人公たちの本拠地である
芸能事務所の中でのみ、可能なのです。
確認のために何個かのMAPを移動し
キャラクターに話し
素材を確認する。
普通の流れではありますが
この間にも結構な数のロードが挟まる上
ダンジョン現地でドロップモンスターの再確認が出来ないので
下手すると出戻りになってしまいます。
合成素材が揃って
武器が作れるようになると
通知がされるというシステムは
とてつもなく便利なシステムなのですが
それをやってくれるなら
逆引きもメニューでさせて欲しかったなあ
というのが本音。
素材の確認のためだけに
結構な時間を消費してしまうことになるのは
ちょっとテンポを損なってしまっているなと思いました。
アンカー 9
*C3Poのコーナー
アンカー 10
Check 3 Points 略してC3Poのコーナー。
このコーナーは、カジュアルさ、爽快感、音楽面の
3つのポイントに焦点をあてて
作品の良し悪しとは別に紹介をしていくコーナーです。
こちらもまた、一つの指針となれば幸いで御座います。
・カジュアルさ
ゲーム内容が高難易度であっても
システムの取っ付きやすさは
とてもカジュアルな物に感じられました。
ただ、作品のテーマが「ATLUS×FE」となっているため
ファイアーエムブレムを知らないとダメなんじゃないか
と思われてしまう可能性があるのが
気楽さ、気軽さから遠ざかってしまっているように見えて
少々残念ですね。
実際はFEを知らなかったとしても大丈夫なのですが。
・爽快感
抜群に高いです。
今まで説明した通り
戦闘システムの爽快感はとてつもないですね。
元々そうした爽快感のある戦闘を演出するのが
とても上手いアトラスさんですので
今回も例に漏れなく、といった感じでしょうか。
・音楽
BGMも歌も、とても印象に残る楽曲が多いです。
特に歌に関してはAvexが協力しており
かなりの量の歌と、それにあわせたMVが収録されています。
確か歌だけで18曲くらいあったような……?
BGMもアップテンポな曲が多く
割とテンション高めにプレイ出来ますね。
欲を言うなら戦闘曲がもう少しあったら
嬉しかったなぁ、程度で。
*総括
アンカー 11
それでは纏めに入りましょう。
*このゲームをオススメ出来る方
・戦闘バランスが高難易度のRPGをプレイしたい方
・いつものアトラスゲーがしたい方
・ファイアーエムブレムが好きな方
・特撮・魔法少女系がお好きな方
最後の項目で「ん?」と首を傾げた方も居るかと思われます。
が、本当に、ビックリするくらい
特撮や魔法少女が好きな方にはオススメ出来るゲームなのです。
私はどちらもあまり詳しくはない方なのですが
それでも演出一つ、物語一つ取ってみても
凄く特撮の王道を行っているように受け取れました。
本作のプロデューサーかディレクターかが
物凄く特撮とプリキュアが好きだとかなんとか。
そんな影響を色濃く受けた内容にもなっております。
熱い展開、カワイイ展開、プレイヤーを飽きさせない工夫は
戦闘だけではなく要所に散りばめられ
きちんと纏まっているんですよね。
個人的には、WiiUを持っている人全てに
騙されたと思って触ってみてほしい
と思えるようなゲームでありました。

#FE 購入リンク準備中
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